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ミリオンダラー・ベイビー (05 米)

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「自分を守れ」が信条の老トレーナー、フランキーは、23年来の付き合いとなる雑用係のスクラップと、昔ながらのジム、ヒット・ピットでボクサーを育成している。有望株のウィリーは、教え子を大事に思う余りタイトル戦を先延ばしにするフランキーにしびれを切らし、別のマネージャーの下へと去ってゆく。そんな折、フランキーの前に現れた女性ボクサー、マギー。マギーはフランキーの指導を乞うが、昔気質のフランキーは女のボクサーを認めようとしない。だが連日ジムに通い詰めるマギーの一本気さに、やがてフランキーの心も揺り動かされ始めるのだった。

重い映画でした。ストーリーをあまり知らずに見に行ったこともあって、後半はただただ呆然としてしまうほどの絶望感。前半部分のサクセスめいた展開の中にもどこか影を感じましたが、まさかこういった結末が待っているとは。女版「ロッキー」みたいなのを想像していたのでかなりの衝撃でした。アメリカではこの映画のラストの善悪みたいな話がかなり話題になっていて、ブッシュも言及したとかしないとか。それぞれの考え方や価値観の違い・・・・といったことでは簡単に片付かない重いテーマをイーストウッド監督は投げかけました。「モ・クシュラ」の意味を知った時、涙があふれるのを止められませんでした。

この映画で僕が最も感心したのはヒラリー・スワンク。ボクシングシーンはものすごい迫力で、役作りのすざましさを見せつけました。モーガン・フリーマンの語りもなにか「神の声」のような感じで好きです。モーガンとイーストウッド、2人が画面に出ているだけでも絵になります。素晴らしい。重い映画ではありますが、見なければいけない映画だったような気がします。
# by ryuzisbar | 2005-06-11 12:56 | Movie (ま行)

甲子園にロッテがやってきた!

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今年初の甲子園(4月は大阪ドームの試合を見に行ったので・・)はなんと待望の交流戦、ロッテ戦。パ・リーグではロッテとオリックスを応援している僕には阪神対ロッテはまさに黄金カード。随分前から楽しみにしていたのでいい天気のもと存分に楽しめました。

なんといっても”あの”甲子園に”あの”ロッテの熱い応援、かなり頑張っておりました。すばらしいファンです。阪神ファンもいつもと違う光景にもかなり驚いた様子でレフトスタンドに目を奪われておりました。(僕はオリックス戦で見慣れているんですねん)

試合のほうは下柳と渡辺のすごい投手戦。派手な打ち合いもいいけどこういったのも悪くない。いい雰囲気の中で一日野球を楽しみました。交流戦最高!
# by ryuzisbar | 2005-06-05 22:50 | Sports

Shall we Dance?(04 米)

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遺言書の作成を専門にするシカゴの弁護士ジョン・クラーク。彼は高級デパートに勤める妻と2人の子供たちに囲まれ、何不自由なく幸せに暮らしていた。だが最近では、単調な毎日を繰り返すことにどこか空虚感を抱き始めていたジョン。そんな彼はある日、帰りの通勤電車から何となく外を眺めていた時、とあるダンス教室の窓辺に佇む物憂げな美しい女性に目を留める。そして、次の日も電車の中から彼女の同じ様子を見届けたジョンは思わず途中下車、彼女が気になる一心でそのダンス教室に足を踏み入れてしまうのだが…。

日本版が大好きだった僕はハリウッドリメイクにかなり不安がありましたが、なかなかどうしてキチンと作ってくれている。細かな設定の違いと多少の端折りは仕方がない範囲で収まってるし、ストーリーやキャラクターのイメージなどほとんどそのまま。結構驚きでした。ハリウッドがアニメでもない、サムライも出てこない、ましてやホラーでもないフツウの人間ドラマの作品をここまで忠実にリメイクしたという事実になんだかうれしくなってしまいます。

ハリウッド版はさすがにお金がかかってそうな感じがたっぷりしたし、リチャード・ギアが優雅に踊るシーンを見ているとやっぱりダンスは西洋人のもの、といった気がします。日本版の面白さは、日本人が社交ダンスを踊る気恥ずかしさみたいなものがベースだったので、踊ることが日本ほど非日常でないアメリカ人にはこの面白さは消化し切れてないような。でもそこは夫婦の物語といったところにシフトしてうまく話をまとめてた感じ。この辺に日米の違いが見れて面白かったです。
# by ryuzisbar | 2005-06-05 06:51 | Movie (さ行)

2046 (04 香港)

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1960年代の香港。売文業で生計を立てる男、チャウ。行きずりの女たちとの夜を繰り返すチャウは、宿泊先のホテルのオーナーの娘・ジンウェンと親しくなる。ジンウェンは日本人青年との叶わぬ恋に打ちのめされていた。その悲恋に心を揺さぶられたチャウは、彼女たちをモデルにした近未来小説を書き始める。小説の主人公は、美しいアンドロイドとミステリートレインで旅をする。目指す場所に辿り着けば、失われた愛が見つかる。その場所の名は、2046-。いつかペンを走らせるチャウの胸の内にも、忘れられない過去の恋が甦っていた。

お気に入り中国人女優3人の競演、キムタクの海外進出、やたらとスケールの大きい予告編により過剰な期待を持って鑑賞しました。
予告編から受けるイメージは近未来のSFに恋愛ものがミックスされた格調高そうな感じでしたが、実際はSF映画というよりはヨーロッパのアート系に近いようなやや難解なラブストーリーといったもの。映像美はさすがウォン・カーウァイといったところですが、オールスターキャストといってもよい俳優陣の魅力で救われた感じは否めませんでした(とくにトニー・レオンとチャン・ツィイー)。これだけのキャストを揃えたのに・・・。やや消化不良ぎみ。
2046に関する描写があまりに少なくて、イメージしにくい。いっそのことSFチックな映画ではなく、官能アート系みたいな映画でまとめてたほうが、よいものになったような・・・。むりにSFにしなくてもなんて思ったりもしました。
# by ryuzisbar | 2005-05-29 21:41 | Movie (な行)

ターミナル (04 米)

ターミナル (04 米)_a0016093_22282975.jpgニューヨークのJFK国際空港。 東欧の小国クラコウジアからはるばるやって来たビクターは、到着早々母国が内乱で消滅しパスポートが無効になり、帰国も入国もままならないまま空港ターミナル内にとどまることを余儀なくされる…。 

スピルバーグ、トム・ハンクスという組み合わせは映画好きにはこの上なくわくわくさせる組み合わせ(僕にとっては・・・かな?)。なかなか期待が大きすぎて冷静に見れない部分もありましたが、ストーリ的にかなり無理がある中で、トム・ハンクスの純粋無垢な演技はさすがとうなりました。こんな感じのトムは「ビッグ」なんかを髣髴させてくれてちょっとうれしくなりました。
あとキャサリンはすばらしく綺麗でスッチーに見事にはまっておりました。普通に清楚な感じがよかったと思います。ちょっと僕の中で彼女のイメージが変わりました。

NYに来た目的にひねりがあれば後半にもう少し盛り上がりを見せられたのではないかと思いますが、あくまで普通の男の突然のトラブル、といったテーマなのでこれはこれでいいのかもしれませんね。脇の空港で働く仲間もよい味出してました。
# by ryuzisbar | 2005-05-28 22:40 | Movie (た行)

はじめて見た映画の感想を簡単に記していきます。また僕の興味のあるもの、お気に入りの音楽、日々の雑感なんかもつらつら書きたいと思ってます。


by ryuzisbar