ミリオンダラー・ベイビー (05 米)
2005年 06月 11日
重い映画でした。ストーリーをあまり知らずに見に行ったこともあって、後半はただただ呆然としてしまうほどの絶望感。前半部分のサクセスめいた展開の中にもどこか影を感じましたが、まさかこういった結末が待っているとは。女版「ロッキー」みたいなのを想像していたのでかなりの衝撃でした。アメリカではこの映画のラストの善悪みたいな話がかなり話題になっていて、ブッシュも言及したとかしないとか。それぞれの考え方や価値観の違い・・・・といったことでは簡単に片付かない重いテーマをイーストウッド監督は投げかけました。「モ・クシュラ」の意味を知った時、涙があふれるのを止められませんでした。
この映画で僕が最も感心したのはヒラリー・スワンク。ボクシングシーンはものすごい迫力で、役作りのすざましさを見せつけました。モーガン・フリーマンの語りもなにか「神の声」のような感じで好きです。モーガンとイーストウッド、2人が画面に出ているだけでも絵になります。素晴らしい。重い映画ではありますが、見なければいけない映画だったような気がします。
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by ryuzisbar
| 2005-06-11 12:56
| Movie (ま行)